なんだか大袈裟なタイトルにしましたが、大したコトないハナシです。
これは、フェラーリに限った話ではないんですが、ちょっと古いスポーツカーや高級車に乗ってる方はよく聞かれるコト
古いフェラーリって、よく壊れますよね?
壊れたら、高いですよね?
はい、YESです。
で、これらは財力さえあれば簡単に解決します。
では、財力がそれほどない一般人の場合は、諦めるべきか?
そんなことはないです。
これは単なる持論ですが、
①クルマのビミョーな異常に気付く ”繊細さ”
②その異常が致命傷かどうか察する ”感覚”
③致命傷時に修理代が仮で払える ”クレカの空き”
④致命傷でない時放っておく ”鈍感さ”
があれば何とかなります。
①は、特別なコトではないですが、特に音と匂い、振動がいつもと違わないか、ちょっと考えながら走ることですね。
あとは、最低限、水温計と油圧計に異常がないかは見ておいた方がいいです。
②は感覚といえば感覚ですが、最低限の知識はあった方がいいです。
でも、最低限でイイです。どうせ自分では直せないですから。
最低限とは何か?
要するに、何が致命傷かというコトです。
私が思う致命傷とは、事故以外なら、ズバリ、
エンジンブローと火災デス。
コレさえ免れれば、まあ何とかなります。
(ミッションも死ぬと高いから、これは何とかならんカモ。。)
で、エンジンの死亡要因で、素人でも分かるコトは、バルブが止まるか、冷却不足かです。
バルブが止まると、当然ピストンとゴッツンコするんで、高額修理コースですが、一般的な原因は、タイミングベルト切れです。
なので、エアコンやナビが壊れてても放っておいていいですが、タイミングベルト交換は、定期的に行ってください。
高いけど、コレだけは仕方ないと思います。
まあ、あとはぶん回しすぎとか、高回転でのシフトミスとかあり得ますが、よほど古いクルマでない限りレブリミッターは付いてるでしょうし、まあ、そこまでガンガン回せるツワモノなら、こんな心得読まなくても大丈夫でしょう。
冷却不足とは、いわゆるオーバーヒートですが、もともと古い冷却性能の乏しいクルマだと、渋滞でもヤバいんで、水温計を見ながら、休み休み走って下さい。
で、そこまでのクルマでなくても、水温計が上がるコトはあります。
要するに水漏れです。
気付いたら、すぐ止まってください。
油温も同じですが、どちらかというと、油圧計を良く見るようにして下さい。
異常に低くなると、オイル漏れの可能性があります。
逆に異常に高くなると、何かが詰まったりして、どこかでオイルが回らなくなっている可能性があります。血圧と一緒です。
こちらも、気付いたら、すぐ止まって下さい。
ここで直せば大したコトなく終われるかもしれませんが、ほっとくと致命傷になり得ます。
もう一つの致命傷が、火災です。
もうコレはメカの知識がないならただひとつ、匂いに敏感になってください。
特にガソリンの匂いデス。モデナ含めたフェラーリは、特にこれ、重要で、ただでさえ高音のエンジンルームなのに、燃料ポンプの破損がありがちで、気化したガソリンに引火する恐れがあります。
また、何かが焦げたような匂いも注意。
何かは不明でしょうが、スポーツ走行後のタイヤやブレーキ、クラッチなどの焼ける匂いでなければ、配線のショートやプラスチック部品が取れて焼けたなど、いろいろ可能性があるので、燃えちゃう恐れがあります。
こちらもすぐ止めて、匂いの発生源が問題ないものであるコトは確認した方がいいです。
前にも書きましたが、火災は故障であり、事故ではないので、フツーの保険は下りません。
エンジンブロー級含めても、故障なら最悪価値は残りますが、全焼は流石に無理でしょう。ローンが残っていたりしたらヤバいコトになります。
③はそのまんま。
貯金は無くてもいいですが、最悪修理となった時はかなりの額がかかる可能性もあるので、最低でも100万円くらい枠のあるクレジットカードはあった方がイイです。
それさえあれば、何とか分割で乗り切りましょう。そういう意味では、金融事故は厳禁デス。
④も、そのまんま。
マイナートラブルは、気にしない!
どこまでをマイナーと言うかは人それぞれですが、走行に支障がなく、ほっといたら修理代が増えていくもの以外は、マイナートラブルと言っていいです。
ちなみにうちの子は、マイナートラブルだらけですが、エアコン以外は特に辛くないです。
と、言うコトで、意外と行けるから、一般人の皆さんもどうぞ。
あ、言い忘れましたが、盗難は気をつけて。
モデナはそんなに人気ないし、始動の儀式が特殊だから比較的盗まれ難くていいけど、GT-RとかRX-7とかは大変危険なので。
ちゃんとプレミア価格分下りる保険入ってたらいいけど、こっちはこっちでバカ高いですからね。
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