試乗記:ロールスロイス ゴースト ロールスのドライバーズカーとは、楽しいのか?怖いのか?

スポーツカー試乗記

 

ロールスロイス ゴースト

グレード 6.8

新車価格 3,722 万円

さて、前回ファントムの試乗記を書いたっきり、ブログが長い事放置されてましたが、ようやく更新です。

で、今回のクルマは、なんと、またロールスロイスです。

前回ファントムが超怖いという結論に至ったワタクシですが、

懲りもせずにまた乗せていただくこととなりました。

ただし、今回は、ショーファードブリンカーではなく、ドライバーズカーのゴーストです。

ドライバーズカー?

えーと、たしかにホイールベースも短くなってますが、幅は2m

顔もほとんどファントムと一緒だよね?

ぜったい怖いやつや。。。

とか言いながらも、根っからのクルマ好き。

こんなの乗れる機会はめったにないんで、半分は楽しみでございます。

で、ディーラー様は相変わらずワタクシには閾が高すぎるのですが、

そのあたりの話はファントムの試乗記をご覧ください。

ということで、今回は、一気に試乗からスタートです。

正面から見た感覚としては、ファントムと遜色なし。デカい!

で、質感も同等

なんだけど、やっぱホイールベースが短くて、ころっとかわいく見えるせいか、風格という意味では、ファントムにはかなわないですね。

さて、乗り込んでみても、そこは多少言えます。

って、おそらくこれは意匠かオプションの選択か、なんかそのへんの事だと思いますが、

木目の色の違いかな?

すごい上質なのは全く変わってないんですけど、ファントムより、ずいぶんポップに見えます。

その分気持もちょっと軽くなりますね。

 

さて、ファントムと同じ儀式を経たのち、運転開始です。

で、動かした瞬間から感じます。ファントムになかった安心感

いや、安心感というのは、多少語弊があるかな。

なんて言えばいいんだろう。こっちはファントムと違って怖さがなく、乗りこなせそうな気がします。

具体的に言うと、ひとつはステアリング含めた操作系の重さ。

ファントムは軽すぎて、もうドライビングインフォメーションなんて皆無で、正直ハンドルをどんだけ回してるのかも良く分かんなくなるし、このくらい回したいと思っても、その通りするのが難しい。

それに対しゴーストは、それなりの重さがあり、ロードインフォメーションらしきものも感じられ、間違いなく上質なんですが、良い意味で、「フツーのクルマの感覚」があります。

また、もう一点はホイールベースの短さ。

というか、ホイールベースが短いという先入観かも。

このクルマだから、このくらいステアリングを切るとこのくらい曲がるだろうという感覚の範疇に収まっており、また、その範疇に合わせてステアリングを切ることができるので、手がミスって事故りそうな感じが全くありません。

加速も、ファントムよりちょっと速いのかな?

直進安定性等は、たぶんファントムと変わらず、どちらも優秀なんでしょうが、

ステアリングの安定“感”がファントムより良いので、圧倒的に運転が楽です。

(あくまでも、安定“感”です。ファントムも安定はしています。)

いやー、これ、いいクルマだわ。

ぜんぜん怖くない。超快適。

よくよく考えたら、値段もファントムの半額近く安い。

実は、その分気分が軽いだけだったりして。。。

圧倒的なオーラという点では、ファントムよりだいぶ落ちますが、ロールス様が地上に降りてきてくれた気がしますね。

まあ、地上といってもたいぶ高台で、庶民には登れそうにないですが。。。

総合評価 ★★★★

ポンとお金出して買える方で、「運転手」に任せず自分で運転される方には、こちらの方をお勧めします。

 

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