前回、フツーのシビックを取り上げましたが、個人的には絶賛です。
となると、タイプRとなると、大大絶賛となるのか??
ということで、タイプRです。
ホンダ シビック タイプR
グレード:2.0 タイプR
価格:499.7万円
もう、これは言わずと知れたFF最速カー。現在もニュルブルクリンクのFF最速の座をキープしておるそうです。
過去のタイプRというと、ハードすぎるとか、ガンダムだとか言われたりすることもありましたが、全般的にはスポーツカー好きの心をつかんでおり、特に初代のタイプRなどは、もうまともな個体だと、新車の倍近い値段となっています。
で、最新のタイプRですが、その初代の新車の倍の価格まで跳ね上がっております。
まあ、ノーマルのシビックで、350万円~と考えると、ギリギリ500万円以下に抑えてあるこのモデルは、むしろ 安い のでは?
ああ、最近は金銭感覚がマヒしてきております。
さて、私の試乗記の前に、いろんな方がいろんなことを言われていますが、基本大絶賛です。
で、人気が出て、需給が合わず、転売ヤーが増殖。
中古車価格が新車価格の100万円高という状況となっています。
一応、商談はさせていただいて、仮契約はしてみましたが、納期は未定。というか、今はもう受注停止となっているようで、私の番が回ってくるのは2026年くらいとの噂です。
で、これだけの人気車種なので、値引きはゼロと言われてしまいました。
なんだかんだ見てると、15万くらいは値引きしてくれるはずなんですが、ほとんど売る気ないみたいです。
さて、では、試乗行きましょう。
まず、乗る前に、はっきりと、カッコいい!
メインパーツはノーマルシビックとそこまで変わらないんですが、やっぱりタイプRの風格がありありと出てます。
さらに内装。ほえー
不可もなく、やや可といったところだったノーマルと比べ、明らかに別物!いや、それなりに同じものを使っているんでしょうけど、シートが変わっているのと、赤をベースとした意匠のせいで、そのスポーティさは、まったく変わって見えます。
それでいて、空間はノーマルとほぼ変わりません。ということは、荷室が広い。ミドルクラスSUVよりも絶対広い。うん、もう文句ないです。
で、実際問題そんなところはどうでも良く、走ってなんぼのタイプRです。
加速!
速えー!
昨今お決まりのターボですが、感覚としてはNAのVTECといっても何ら差支えない伸び。
まあ、さすがに昔のS2000のように高回転まで回るわけではないですが、FF最速の名がウソではないことが分かります。
しかも、速いだけではなく、気持ちいい。
フロントタイヤもきっちり地面を掴むので、はでに滑らすようなことでもなければ、私のようなアンチFFの人間でも、何の違和感もなく、最高の気持ちよさを味わえます。
やや重めのステアリングと、ABCペダルも、昨今のぬるいクルマと比べると、本物感がすごく感じられます。
ステアリングは正確に切れ、何の破綻も起こさず(ディーラー試乗なんで当たり前か)、正に狙ったラインをトレースでき(たような気になり)ます。
シフトフィールも、ノーマル同様最高に気持ちいイイ。さらにストロークも少し短いのか、スパスパ決まる感じです。
また、この車には自動フリッピングが付いてますので、MT初心者の方でも何ら問題ありません。
私は自動フリッピングは気持ち悪いので、買ったら切ります(OFF設定可能)が、少なくとも正確性は、私の人間フリッピングやヒール&トゥより絶対上です。
乗り心地は、悪いと言えば悪いんですが、歴代タイプRの中では良い方でしょう。不快なレベルでは少なくともありません。むしろ本物感があり〇です。
もう、文句を言うところはありません。
強いて言えば、供給含めた未来が心配な点(それでも、たぶんリセールは相当いいから、今の異常な中古車価格が急落したとしても、買って大損しないと思う)
あと、レーシングドライバーの谷口さんは、FFなのとサイドブレーキが手引きでないことがマイナスと言われてました。
無理やりマイナス点を探すとすれば、あのシビックに500万円!という、そこだけですかね。
いや、絶対高くないですよ。イメージですよ、イメージ。
ということで、まとめると
良い点:超気持ちい本物のスポーツカー。でも普段使いできる。リセールも抜群。高級感もありあり
気になる点:シビックなのに500万円(ごめんなさい、何度も言いますが高くないです。イメージです)
ということで、総合評価 ★★★★★
もう最高!
でも、半額のスイスポが★3か。。。評価基準見直した方がいいかな。
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