いままで、おすすめフェラーリは 360モデナ１択と言って来ましたが、それはあくまでも私のように、あまりお金持ちでも何でもない方々に向けてのオススメです。
で、まあ、もう少し余裕も地位もあり、そこそこの予算が組める方なら、選択肢は広がります。
ただ、じゃあ、ちょっとディーラー行ってポンっと新車買ってこようというレベルの方や、コレクションといえばスペチアーレでしょう！と言う方々は、こんなブログ見てないと思うので、少し対象から外させていただきます。
と言う事で、ビンボーさんから、ある程度余裕がある方まで含め、サラリーマンレベルでも本気で夢を叶えようという方向けに、厳選フェラーリをランキングにしてみました。
ちなみに、オープンモデルは別段分けてませんので、お好みに合わせてどうぞ。
第10位 FF
販売年度 2011年〜
新車価格 3,200万円
平均中古車価格 1,700万円程度
いきなり、少し変わり種からとなりましたが、フェラーリ初の4座4駆のハッチクーペです。
最近でこそプロサングエがラインナップされたりして、普段使いフェラーリも増えて来ましたが、普段使いに適したフェラーリのハシリといえば、FFではないでしょうか。その前にモンディアルがありますが、ちょっと荷が重いでしょう。
外観にアグレッシブさはなく、車高も高いので、フェラーリのオーラには欠けますが、内装は近年のフェラーリそのもの、しかもリアシート付きで、荷物の乗るオープンハッチもあります。
逆に言うと、いかにもフェラーリと言う感じもないので、派手な色を選ばなければ、ファミリーカーや通勤車にでも使えるんじゃないでしょうか。
まだ比較的新しいんで、故障の心配も少ないでしょう。それでも心配な方は、新車でも比較的安いローマにして下さい。
第9位 488
販売年度 2015年〜
新車価格 3,150万円
平均中古車価格 3,000万円程度
9位は王道中の王道、最近のV8モデル中古車です。
やっぱ、カッコいいです。
まさに現代のフェラーリそのもの。
どこに持って行ってもヒーローです。
(正確にはフェラーリの集まりに入ると、数が多すぎて、一番フツーの人になる可能性もあり。。)
エンジンはターボ化されたせいで、ややガッカリされた方もおられるかもしれませんが、その分低速からの素晴らしいトルクが味わえます。
そして、ほぼ壊れない。
前の型の458にはやや故障が出始めてますが、488がガッツリ壊れる話はほとんど聞きません。
ネックは価格ですが、まあ、そこはお仕事頑張りましょう。
第8位 モンディアル
販売年度 1991年〜
新車価格 1,936万円
平均中古車価格 990万円程度
ガラッと変わって、モンディアルです。昔の4座モデルです。
ハッキリ言いまして、地味です。4座は確かにありがたいんですが、逆に言えば、スーパーカーらしさに欠けます。
そのせいもあってか、中古車価格が低めで、今探せる1千万円以下の車は、これか456、あとは程度の悪そうな348とモデナくらいです。
が、このクルマ、ミドシップレイアウトを採用しており、エンジンも、308〜348のものをそのまま使っているので、走りも悪くないです。
さすがにトラブルフリーな訳は無いですが、程度の悪い308や348あたりを買うよりも、長く維持していけるのではないでしょうか。
格安フェラーリ最後の砦として、オススメです。
第7位 512TR
販売年度 1991年〜
新車価格 2,380万円
平均中古車価格 2,600万円程度
ポルシェといえば911
ランボルギーニといえばカウンタック
では、フェラーリといえば、、、
F40かテスタロッサじゃないでしょうか？
ボクらの年代だけかな、、この価値観は
スーパーカー世代だと、365BBかな？若者なら、何だろう？ 最新のヤツかな？
で、話がそれましたが、F40は別格として置いといて、やっぱりバブルを築いたテスタロッサこそが、フェラーリのアイコンだと思うんですよね。
あのリトラのライトとサイドフィン、後ろからだと化け物にしか見えない幅と低さ。
ただ、テスタロッサは壊れます。古すぎるのもありますが、色々強度不足で、ドライブシャフトが折れるなんて話も。。
そこで、おすすめは512TRです。テスタロッサの外観を踏襲したまま信頼性を高めてます。といってもそこそこの維持費は覚悟が必要ですが。
もちろん、さらに後継の512Mもありますが、やっぱりリトラじゃないとダメだ、と思う。
さすがに近年はタマも無くなり、高騰していますが、これからはコレクターズアイテムとして、さらに高くなりそうです。
買うなら今しかない！
第6位 328
販売年度 1986年〜
新車価格 1560万円
平均中古車価格 1,600万円程度
来ました。
中古車の王道、間違いないフェラーリ、328です。
うん、いい意味で古いね。
個人的には、328以前のクルマからはクラシックカーと呼んでもいいんじゃないかと思ってます。
ただ、キャブ車まで行くと、走らすだけで大変だし、やっぱりこの辺りが、オススメクラシックでしょう。
外観は今と違い明らかにコンパクト。車高もボンネットも低くて、やっぱり憧れます。
ついでに内装もクラシック。348からは妙に現代風になったんで、プラスチックプラスチックしてない328は、ちょーカッコいいです。
まあ、走りは今のクルマには敵いませんが、クラシックカーなんでOK。
ちょっとでも剛性の高いGTBがオススメですが、高いので、安めのGTSでも良いと思います。
308もありますが、完成度とカッコを考えると、やっぱり328を推しマス。
第5位 F8トリブート
販売年度 2019年〜
新車価格 3,245万円
平均中古車価格 4,300万円程度
これは、もう新車なんで、入れようか迷ったんですが、やっぱり素晴らしいので、ランクインさせました。
準最新フェラーリだけに、文句を付けるところが価格以外に見つかりません。
実は一度試乗させてもらって、その時は先にローマに乗って、ああ、最新のフェラーリは、何て素晴らしいんだと思ってたんですが、F8に乗り換えると全然違う！
ローマなんかフェラーリじゃない！こっちこそがフェラーリだ！って思ったんです。
両者とも内装のデザイン感覚は同じテイスト、というか、最新のフェラーリそのものなんですが、やっぱり低さが違う！ハンドルもシフトもクイックさが違う。軽さが違う。
快適は快適なんですが、スポーツカーの快適さです。そこにいくと、マクラーレンはGTすぎるし、ランボルギーニは重さを感じるし。
やっぱりフェラーリっていいな、と思います。
さすがにこの後は値段も落ちてくると思いますが、後継の296が6気筒になったんで、最後のV8として、結構高値維持するかもしれません。
20年後くらいに買えるかな？
第4位 カリフォルニア
販売年度 2009年〜
新車価格 2,480万円
平均中古車価格 1,300万円程度
これはイタリア車なんでしょうか？名前からして、アメリカ車のイメージですね。まさにカリフォルニアの海沿いの道を流すのが似合いそうです。
正直、私の好みではないんですが、皆さんには結構オススメできます。
何がって、コスパでしょうか。
カッコいいオープンモデルなので、モデナよりも目立てます。しかも快適です。
しかし、実はMT設定があった最後のモデルでもあります。タマがなさすぎて、どこに存在してるんだろうと思いますが。。
では、お約束通りF1マチックがダメかというと、そんな事はない。ちゃんとDCTですよ、DCT。シングルクラッチの電動MTじゃないですよ。
まあ、味付けはキャラに沿って少しマイルドにしてあるようですが、故障の心配も少ないですしね。って言いましたが、古くて程度の悪いDCTは、そろそろ故障も出てるようです。壊れたら、、高いよ。
まあ、そうは言ってもモデナより10年新しいモデル。値段含め、安心してビギナーが乗れる最初の1台としては、最適でしょう。
第3位 360モデナ
販売年度 1999年〜
新車価格 1,759万円
平均中古車価格 1,300万円程度
これは、もういいでしょう。
いっぱい書いてるんで。
一応、客観的に見て第3位ですが、とにかく、個人的には第1位確定です。
ただ、最近では急激に、高級品とボロボロの二極化が進んでる気がします。正直高すぎるのも安過ぎるのもオススメしません。
走行が多少行っててもいいので、平均価格付近で、ちゃんとメンテされてる個体にしましょう。
第2位 F355
販売年度 1994年〜
新車価格 1,550万円
平均中古車価格 1,750万円
全世界大人気のネオクラシック、F355が2位です。
ワタシはモデナ派なんで、すぐ比較しちゃいますが、内装、エンジン、走り、快適性、信頼性、etc.
モデナが勝ってると思ってます。
センターに寄ったペダルも、ドラポジ取りにくいし。。
モデナが負けてる点は、フロントのデザインと、音。
で、世間一般の大半のフェラリスタにとっては、デザインと音が全てです。
ホンネを言うと、デザインもサイドは348、リアはモデナが勝ってると思いますけどね。。。
ただ、世間様の評価は価格に現れており、これからも、買って損することはないでしょう。それに、やっぱりリトラクタブルには逆らえません。
強いて言うなら、無理してでもMT車を買った方がいいです。F1のコンピュータは、壊れたら部品が無いらしいので。
第1位 458イタリア
販売年度 2010年〜
新車価格 2,830万円
平均中古車価格 2,900万円程度
はい、文句無しの第1位は、やっぱり458です。
最新フェラーリのハシリとなったカッコを纏っている上に、9000回転まで回るNA V8エンジンに高速DCT。F1マシンの音がするのに、比較的新しいんで室内は快適、故障のリスクも低い。
どこに文句を付けろと。。。完敗です。
おかげで、タマがそこそこあるのに値段は上がる一方で、もう新車価格を超えてきてしまっています。特にスパイダーの人気はすごいですね。
唯一の心配は、新しいと言っても10年以上前のクルマです。いくらリスクが低いと言っても、そろそろ故障が怖いトコ。特にDCTがイッちゃうと、凄い事になるトコくらいかなぁ。
最後の V8NAモデル。まだまだ衰え知らずデス。
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