試乗記: フェラーリ ローマ これは誰もが快適に乗れるスーパーカーなのか?はたして

スポーツカー試乗記

フェラーリ ローマ

グレード F1 DCT 3.9

新車価格 2870万円

書こう書こうと思いつつ、遅くなりましたが、ようやく試乗記にフェラーリが登場です。

こんなビンボー人をフェラーリに乗せてくれるディーラーさまに感謝感謝です。

でも、忖度はしませんよ。と、言いつつ、フェラーリ中毒のワタクシが、正しいインプレなんかできるんでしょうか??

さて、今回のローマですが、もちろんイタリアの首都ローマからの命名です。我がモデナと一緒ですが、フェラーリさん、結構テキトーに付けてません?

458イタリア 国

360モデナ 県

ローマ 首都

550マラネロ 町?村?

599GTB フィオラノ 自治区?

マツダ ニホン ヒロシマ フチュウチョウ シンチ

みたいなもんかな。

すみません、話がおかしな方に行ってました。

さで、ローマですが、フェラーリのメインである、ガチスーパースポーツから少し距離をおいた、普段乗りできるラグジュアリーフェラーリです。

中身は、ポルトフィーノMと共通ですが、あちらは優雅に海岸線を流すクルマなのに対して、こちらは街中で普段乗りするフェラーリでしょうか。

カッコは、良いですよね。

でも、これ赤以外でエンブレム無かったら、フェラーリって分かるかな?

クジラというか、シャチというか。なんか、ミツオカのオロチっぽくも見えますね。

まあ、そういう、いかにもフェラーリじゃないトコロが、お金持ちには良い?でしょうね。

内装は、スポーツモデルよりは大人しく、ステアリングのボタンなんかも少ないものの、基本テイストは他のフェラーリ同様、フェラーリF1コクピットのイメージで、カッコいいですね。

このテイストを子供(ゲーム)っぽいと見るか、意見が分かれるトコロですが、ワタシは大好きです。

強いて言うなら、メーターが全部液晶になってるんで、タコメーターくらいはアナログで置いておいて欲しかったかも。

で、普段使いというトコロについては、何よりリアシートがあること。例えほぼ誰も座れないとしても、小さい子持ちにとっては大きなメリットです。トランクもそこそこあり、トランクスルーもあるので、長物も行けます。

さて、運転席に乗り込みましょう。

やはり乗るとラグジュアリー路線なんで、感覚的には、アストンとか、マセラティとか、そっち寄りの感じなんですが、内装のテイストでフェラーリの世界に戻されます。

で、エンジンをかけると、やっぱりフェラーリです。もちろんターボですが、それでもそこそこの音量と、フェラーリを感じる快適な音質があります。

走り出しても、快適です。

路面のコツコツは拾いますが、ボディや内装のキシミなど、不快な音は殆どありません。少なくとも、気持ちいいエンジン音が上回ります。

少し高めのポジションも相まって、ラグジュアリーセダンのようですが、インパネと音がフェラーリなんで、すごくイイです。

踏むとドカンですが、そこまで怖さもないかな。ラグジュアリーセダンベースのAMGとかの方が、足が柔らかい分、ケツが沈んで迫力がありそうな感じです。でも、音の迫力は、その辺のセダンにゃ負けません。

そして、さすがフェラーリエンジン。もちろんNAみたいなことはないですが、上まで伸びます。

曲がるのも、もちろん曲がります。ちゃんとスポーツカーですね。

現在のフェラーリは、もうここまで来ました。

ちゃんと快適で、フツーに乗れてスポーティでした。ただ、全体のバランスとしては、ややビミョーかなぁ。

どうも、各部が快適性とスポーツの両立をしているというより、ラグジュアリーなクルマを軽量化して、スポーティなエンジンと足回りとインパネを付けたスーパー改造車っていう感覚なんですよね。

ただ、そのスポーティの部分がフェラーリ様です。

やっぱり逆らえません。星5確定デス。

とは言え、ポルシェ911が2台分と、めちゃ高いんで、その分引いて星4です。

と思ってました。

が、総合評価

★★★

続けざまで、次のクルマに乗っちゃったせいで、星1つ減っちゃいました。

そのクルマは、次回。

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